金融量的緩和解除に向けての予定
金融量的緩和解除に重要視される指標は消費者物価指数。
【生鮮食品を除く消費者物価指数の前年比上昇率が安定的にゼロ%以上になったかどうかの判断】が量的緩和解除決定に大きな影響を及ぼすと言う。
と、いうわけで過去半年分を出してみた。
2006年1月分は3月3日8時30分に発表される。
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ご覧の通り既に3ヶ月連続でゼロ%以上を記録。問題は【安定的に】なったかどうか判断される時点。結局は日銀が決めちゃうと言う事。
で、その日銀はいつ決めるかと言えば、日銀政策決定会合。
これの日程も出してみました。
会合開催 | 金融経済月報公表 | |
3月 | 3月8日(水)・9日(木) | 3月9日(木) |
4月 | 4月10日(月)・11日(火) 4月28日(金) |
4月11日(火) ---- |
5月 | 5月18日(木)・19日(金) | 5月19日(金) |
6月 | 6月14日(水)・15日(木) | 6月15日(木) |
つまり、以上のことから、流れを考えると、
3月3日■消費者物価指数
3月9日■日銀政策決定会合の基本的見解発表
となる。
福井日銀総裁が24日の衆院財務金融委員会で、【消費者物価指数(除く生鮮食品・CPI)の前年比はより鮮明なプラスになっていくとの見通し】と発言。3月3日に消費者物価指数が本当に良ければ、3月9日の発表はより注目度が増すと思われる。
消極的な考えかもしれないけれど、取りあえず円がらみは新たにポジションを取るのは控えるべきと考えます。多くの銀行や証券会社のレポートでは【春とか4月の会合で】と予想されているようです。実際にされるかどうかではなく、それを材料に相場が動きや易いかどうかで考えれば、明らかに今は動きやすいと考えます。
来月から手数料見直し=量的緩和解除を先取り-短資業界(時事通信) |
緩和解除条件は少しずつ成熟=日銀総裁(ロイター) |
5年債利回り、5年ぶり高水準=量的緩和の早期解除観測で(時事通信) |
金融政策、失敗を恐れてばかりはいられない=日銀総裁(ロイター) |
Comments
私もマウスパッド届きました!ありがとうございました!!とてもいいです。
Posted by: nao | 2006年09月05日 01:49