６月８日木曜日■米指標は小粒。ＥＣＢ利上げが焦点。要人発言に注意。

前営業日のニューヨーク市場の為替相場
ユーロドル1.2790-92・ドル円113.55-57で終了。
NY原油は、70.82(-1.68)で終了。
ダウは－71ドル、ナスは－10ドルで終了。

今日のメインはECB政策金利の発表とそれに関連する声明及びトリシェ記者会見。
毎回の傾向としては、トリシェ記者会見ではサプライズが出ることは少なく、
その前の金利発表と同時の声明の前後で為替が上下する事が多い。
今回、利上げは織り込み済みで、今後にどのような含みを持たすのかに焦点が当たる。

米指標は新規失業保険申請件数と卸売在庫。
サプライズがあれば別だが、どちらも基本的に重要度はあまり高くない。
重要な発言がありそうな要人発言予定には、
２２時４５分からのユーロ圏の各国中銀総裁たちのコメント（スペイン中銀のカンファレンスにて）。
２３時のコーンＦＲＢ副議長の指名公聴会。新たに副議長になったためのものらしいが、住宅関連の委員会であり金利に直結する発言も？

相場の焦点は徐々に明日の貿易収支に移るだろう。
Ｇ８財務相会合がロシアのサンクトペテルブルクで９日ー１０日に予定されている。
ワシントンG７財務相・中央銀行総裁会議と比べ見劣りするが、前回が衝撃的だっただけに市場は警戒すると思われる。
ニューヨーク株式市場はまたもや続落。投資ランキングで日経平均の今後を確認。
去年まで続いた世界的株バブルの崩壊か？非常に気になるところ。

※指標部分の免罪事項及ご利用上の注意点[必ずお読み下さい]
羊飼いのポジ＆方針(通貨量は公開せず。スキャルは含まず←持ち越すほうが少ない)
現在のポジ■ポンドスイス平均2.2745L
昨日の利確■ポンドスイスの下のポジを2.2660で利益確定した為。平均単価は上がった。
短期トレンド■中立。1.265－1.29HIのレンジ（指標次第でどちらにでも行く相場と判断）
中期トレンド■ドル売り。時間をかけて1.3↑抜け予想(短期もは基本的にこの方向に従う）
昨日の雑感■ポンドスイス強い。レンジが少し下に移っただけか？ドル買戻し進む。金曜日の貿易収支で赤字問題浮上でまた売られるか？
【今日の戦略】ユーロ利上げは、ポンドスイスにとっても下落要因になり得ると思う（スイスがユーロにつられる傾向が強い為）。貿易収支は怖いが、ユーロドルはレンジ内ロングでいくか？悩み中