スキャル手法【マルマル作戦】
『マルマルを狙え!』
スキャルスキャルと言っていますが、その手法を人に説明するのは非常に難しい。その多くが『その場の雰囲気』等と言う曖昧な言葉で説明されてしまいます。
最近は株でもデイトレではなくスキャルが流行とか。カリスマデイトレーダーの株之助が高額なスキャルピング講座のDVDを販売したりしています。(顔を出すなんて人生のリスク管理がなってないなと思いましたが。。。><;)以前の物を知り合いに借りてみましたが、【凄い!でも。。。真似はできないな】といった感じでした。
羊飼いのとっている手法の中のひとつに【マルマル作戦】があります。そんなに頻繁に実行するものでもありませんが、説明しやすいという点で紹介します。
為替レートがちょうどのところ、例えば昨日なんかだとドル円116.00(00だからマルマル)です。統計を取ったわけではありませんが、そのレートを割った時には一度は戻る可能性が高いのです。
これは抜け方にもよります。スッと抵抗なく抜ける時よりも指標発表後に何度かアタックした後、適度にためらって抜けた時に一度はマルマルの上に戻ってくる確率が高いのです。
通常、1度のみ実行します。昨日のチャートでは何度もチャンスがあるように見えますが、稀ですし、ここまでは予測不可能です。複数回実行する時は、トレンドの順張り方向のみにポジションを持ちます。下抜けだけではなく逆の上抜けの場合も基本的には同じです。
*************チャート図で見る昨日の実戦の流れ****************
①で買って
↓
②で利益確定(実際には116.05)
↓
昨日はPPIが予想より低い数字だったのでドル売りトレンドだと判断
↓
様子を見て②で追撃ショート
↓
116.00割れで利益確定
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この方法を実行するタイミングは・・・↓(続きは下の続くボタン参照)
指標発表後の方がいいと思います。東京市場などのあまり動きのない時に地道に長い時間かけてアタックしている場合は逆に加速する場合も多いです。戻ってくるにしても時間をかけて戻るのであまり使えません。そういった時には逆に抜ける方向に逆指値&リミットの罠を仕掛けたりもします。
何度もその現場を見ると、『これは戻る確率が高いな】とか『今回は抜けそうだから止めておこう』等の判断ができるようになると思います。この記事に興味を持った方はしばらくの期間、監視してみてください。
利益は10pipsぐらいを目標にしますが、あまり動かないときは3pips程度で利益確定する場合もあります。思惑と逆にいった場合の対処は17pips~25pipsで損切りです(レートで言うところの.83-.75あたり)。スキャルは1度の失敗分を取り返すのに3~5回ぐらいのトレードを必要とします。かといって損切りできないと死にます。
損切りできない人は、昨日の相場を例に取るとマルマル割れで逆張りをの買いを入れるのではなくて、マルマル割れ後の戻り(116.00アッパー)での押し目ショートを入れるのがいいと思います。こうすると一度は利益確定できる可能性も高いですし、昨日の雰囲気から言って今日のCPI発表までのスイングに変換してもいいでしょう。
う~ん、説明するの難しいです。また気まぐれに書きます。
Comments
スキャルの方法。まさにお聞きしたかったんです。もしかして、テレパシーかもしれません!!参考にさせていただきますありがとうございます。・・・あの・・・おたずねしたいのですが、これは何分足ですか?
Posted by: ゆうき | 2006年08月16日 16:41
5分足です。チャートも見ますが、リアルなレートの動きの方を良く見ます。
Posted by: 羊飼い | 2006年08月16日 16:50
スキャルはピボット値を参考に実践してます。
資金が小さい場合に有効な手法だと判断しました。
是非スキャルの別手法も紹介してください!期待してます!
Posted by: きゃん | 2006年08月16日 17:01
始めましてKKKと申します。今日のドル円もスキャル手法マルマル作戦なら利益が上がっているみたいですね?今日の値動きはマルマルでは無理なのですか?
Posted by: kkk | 2006年08月16日 17:55
実際にマルマルは意識されるポイントであることは間違いないのでいったりきたりすることは良くあります。
ただ、今回紹介したのは一番確率が高い指標発表後のことです。今日の東京市場などは何回も取れていることになりますが、結果論に過ぎないと思います。
重要指標が控えている場合はこのようにモミモミになりますが、また違う手法ともいえます。
Posted by: 羊飼い | 2006年08月16日 18:12
早速の回答有難うございます。当方思い違いをしていたようです。また分からない事があればお尋ねします。宜しくご教授ください。
Posted by: KKK | 2006年08月16日 18:21
CPI、コアも微妙な数字でしたね。
これでは、あまり動きがなさそうです。
ひまわり証券のサイトが極度に重い。みなさん、指標をチェックしてるのだろうか。
Posted by: HKCurrentUsers | 2006年08月16日 21:35
マルマル作戦使えたのに~!
もう一回来るかな?
Posted by: まさゆき | 2006年08月16日 21:42
肝心なことを書き忘れた。
羊飼い様のマルマル作戦、非常に興味深いです。
私も、「為替レートがちょうどのところ」を「前日、もしくは最近の抵抗線になっていたところ」に置き換えれば、似たようなことをやっています。
でも、切りのいい数字のところでもこうした傾向が出ているとは、知りませんでした。
為替のニュース配信では、たまに「大台乗せ・割れを試す展開」などというのが流れてきますが、そうした心理的な(?)メドというのは、実際あるんでしょうかね。
私自身は、テクニカル的に何%戻しであるとか、そういう指標しかあまり意識しないんですが。
Posted by: HKCurrentUsers | 2006年08月16日 21:56
ユーロドルロング1.2825できました!予想通り!
さて、マルマルですが、本文に書きましたとおり、今日のCPI後のようにスルリと行った場合は触ってはいけません。順張りです。
>>HKCurrentUsers さん
実際にディーラーの方に聞いた事があります。「かなり意識されている」と言う回答でした。
テクニカルで一番大切なのは直近高値&安値というのはその通りだと思います。
後はオカルトといわれても仕方ない面もありますし。
Posted by: 羊飼い | 2006年08月16日 22:24
CPIや鉱工業生産の指標の後、ドル安があまり進みませんね。
2000年のとき、米国利上げ停止後はドル高。今年も、日本の量的金融緩和解除やゼロ金利解除のあとは円高。
ターニングポイントになるような大きなイベントの後は、材料出尽くしで、本来の方向とは逆に行くのでしょうか。
今度、この辺りの分析をぜひお願いします!
Posted by: ココ | 2006年08月17日 00:14
基本的に私は短期ですからね。
とりあえず今日はユーロドルロングを持ち越しても大丈夫だと思います。
ファンダの流れから行って、明日あさっては指標が悪いことを確認する方向で行きそうです。メルマガで言った様に問題は1.29HIが固いことですね。1.29に載せたら利益確定です。
利上げ停止後にドル高が多いのは、資金流入が多くなるからだと思っていますが、その点誰もはっきりは言ってくれませんね。。。
Posted by: 羊飼い | 2006年08月17日 00:45
ユーロドルショートしてしまいました。ドキドキ。
Posted by: ココ | 2006年08月17日 00:53
>リアルなレートの動きの方を良く見ます。
他のブログでも、チャートは見ず、レートだけを見てトレードするという記事を見たのですが、どのようにトレードするのですか? あのピコピコ変わる数字を見てトレードするのですか?
Posted by: こぐま | 2006年08月17日 13:52
こんにちは
私はチャートも見ますが、相場がどっちにいこうとしているのか、今はどこを突破しようとしているのかはレートの動きを直に見た方が捕らえやすいと思います。
これは好き好きだと思います。
Posted by: 羊飼い | 2006年08月17日 20:39
はじめまして
本日のNZ円は、スキャル手法マルマル作戦が有効でした。
「羊飼いのFXゼミ」頂きました。とても参考になります。ありがとうございました。
Posted by: iblife1 | 2006年08月24日 13:43