10月30日からの週、重要指標カレンダーと流れ予想
■今週の米国重要指標など
先週でサマータイムの適用が終了し、今週から冬時間へ移行。(詳細→月曜日の夕方に3大市場対照表をアップします)
米経済指標の発表も多く予定され、週末には米雇用統計の発表もアリ。その他、日本やユーロ圏の政策金利など注目材料が多い。10月31日には4月と10月にしか発表されない日銀の経済・物価情勢の展望(展望レポート)が公表される。
要人発言も多く、インフレや金融政策に対する発言には注意が必要。
【米指標の注目点】
▼個人消費/PCEコアデフレータ
▼ISM製造業景況指数
▼雇用統計
【米国以外の注目点】
▼日銀金融政策決定会合&経済・物価情勢の展望(展望レポート)
▼ユーロ圏政策金利
【流れ予想】
先週に引き続き、ドル売り継続の可能性は高いが、月末&月初要因や11月7日に米中間選挙を控えている事もあり、読みにくい相場になる可能性も高い。
週初月曜日は米個人消費やPCEコアデフレータに注目が集まる。
↓
火曜日は、日銀金融政策決定会合の結果が公表され15時には経済・物価情勢の展望(展望レポート)が発表される。福井日銀総裁の記者会見もあり、その文言が注目される。
米指標はシカゴ地区購買部協会景気指数の結果で翌日のISM製造業景気指数が占われるだろう。
↓
水曜日はバーナンキの講演とISM製造業景気指数がメイン。ADP雇用統計は週末の雇用統計を推測するのに注目される。
↓
木曜日はユーロ圏の政策金利発表[据え置き予想]あり。トリシェの記者会見もありその文言に注目が集まる。
↓
週末金曜日。東京市場は祝日で休場。ビックイベント米雇用統計が発表される。為替相場は大きく動くだろう。
【流れまとめ】
最大の焦点は週末の米雇用統計にあり!
その他米指標は、個人消費やISM指数に注目。
年に2回しか発表されない日銀の経済・物価情勢の展望(展望レポート)への関心も高い。
ECB政策金利に関連した動きにも注意したい。
■各国金利発表予定
10月31日→日本
11月2日→ユーロ圏
11月8日→オーストラリア
11月9日→英国
11月16日→日本
次回FOMCは12月13日
10月30日~の週★アメリカ今週の重要指標 | ||
30月曜 | 個人消費/個人所得/ PCEデフレータ/PCEコアデフレータ |
|
31火曜 | 第3四半期雇用コスト指数 | |
消費者信頼感指数 | ||
シカゴ地区購買部協会景気指数 | ||
01水曜 | ADP雇用統計 | |
建設支出 | ||
ISM製造業景況指数 | ||
02木曜 | 非農業部門労働生産性/単位労働コスト | |
新規失業保険申請件数 | ||
製造業受注 | ||
03金曜 | 雇用統計 非農業部門雇用者数/失業率/その他 |
|
ISM非製造業景況指数 | ||
重要人物発言予定とイベント(現状での判明分) | ||
月曜日 |
米★ラッカー:リッチモンド地区連銀総裁★講演【金融政策】 |
|
米★モスコウ:シカゴ地区連銀総裁★挨拶[連銀主催の会合] | ||
火曜日 | 日■福井:日銀総裁◆記者会見 | |
英◆キング:英中銀総裁◆議会証言【金融政策】 | ||
水曜日 | 米★バーナンキ:FRB議長★講演【金融機関】 | |
木曜日 | 欧◆トリシェ:ECB総裁◆記者会見 | |
米★フィッシャー:ダラス地区連銀総裁★講演【経済】 |
||
米★バイズ:FRB理事★講演【経済見通し】 | ||
金曜日 | 米★コーン:FRB副議長★講演【FRB】 | |
米★クロズナー:FRB理事★講演【国家財政】 | ||
その他・各国重要事項 | ||
月曜日 | NZ□住宅建設許可 | |
日■鉱工業生産【速報値】 | ||
火曜日 | 日■日銀金融政策決定会合/失業率/ 経済・物価情勢の展望(展望レポート) |
|
欧◆消費者物価指数【速報値】/失業率 | ||
英◆GFK消費者信頼感 | ||
加◇GDP | ||
水曜日 | パリ休場 | |
豪□住宅建設許可件数 | ||
スイス◆SVME購買部協会景気指数 | ||
木曜日 | 豪□貿易収支/小売売上高 | |
スイス◆消費者物価指数 | ||
独◆失業率/失業者数 | ||
欧◆ECB政策金利 | ||
金曜日 | 東京市場休場[文化の日] | |
欧◆小売売上高 | ||
加◇失業率 |
羊飼いの持ち越しポジションと予想
持ち越しポジションはなし。
Comments
今週も指標満載で荒れそうですね。
ドル円ダブルトップ形成にも見えます。正念場ですね。
Posted by: 外為錬金術師catu | 2006年10月29日 23:50