CPIとPPI【インフレ動向における最重要指標】
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▼今日は少し堅く、経済指標の中でも特に重要なこの2つの指標についておさらいしてみたいと思います。我慢して一度覚えれば、為替相場に立ち向かう上で血となり肉となるでしょう。ちなみに来週発表されます!
■PPI=Producer Price Index(生産者物価指数)
発表機関:労働省労働統計局:http://stats.bls.gov/ppi/
発表時期:翌月の中旬
発表時間:夏時間:日本時間21時30分・冬時間:日本時間22時30分
米国国内の製造業者の販売価格の調査(約1万品目)による指数。
生産者の出荷時点での価格であり、流通マージンや輸送費を含まない。
実際には原材料・中間財・最終財に分類され、品目別や商業別にも分類されている。
季節的な要因で大きく変動しやすい食品やエネルギーを除いた部分をコア・インフレ率といい、この部分がより重要視される。
■CPI=Consumer Price Index(消費者物価指数)
発表機関:労働省労働統計局:http://stats.bls.gov/cpi/
発表時期:翌月の中旬 PPIの数日後
発表時間:夏時間:日本時間21時30分・冬時間:日本時間22時30分
米国の都市地域の全消費者を対象にした小売とサービスの価格調査による指数。
5万世帯の住居、2万店の店舗を対象に8万点を調査し、全人口の80%以上ををカバーしている。小売価格とサービス価格のウエイトは約4:6でサービス価格のウエイトが高い。
生産者物価指数の数日後に発表される。生産者物価指数と同じく食品やエネルギーを除いた部分が重要。
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▼インフレ動向は、金融政策の先行きを予想する上で欠かせません。
中央銀行は金利の番人ではなく、インフレの番人と言われます。要人の発言の中に『インフレ』と言う言葉が数多く見られるように金融政策に携わる者達にとって物価の安定は最大の任務なのです。
来週以降のメイン
10月17日(火曜)PPI、対米証券投資、鉱工業生産
10月18日(水曜)CPI、住宅着工件数
10月25日(火曜)FOMC
と、言うわけで次回FOMC前の最大の山場としてこの2つのインフレ指標が注目であると考えます。
Comments
基本的にテクニカルのみでトレードしているのですが、最近指標の影響力が大きくて完全には無視できないような気がします。でも事前に予想できないので、やっぱり手のうちようがないのですが。ポジションを整理しておくぐらいですかね。
Posted by: 外為錬金術師catu | 2006年10月14日 12:43
こんにちは
私は指標の良し悪しではなく、それに対する相場の反応を見るために使っています。
それによってトレンドを見極める事ができると思っています。
Posted by: 羊飼い | 2006年10月15日 09:42