為替でマーチンゲール法をやってみる★その2
第2回目です
前回はマーチンゲール法とは何かを説明しました。
論理的には完璧です。なんせ勝つまでやればいいわけですから。
数学としては正しいわけです。
しかし、世の中そうは行きません。
実際行うに当たって問題点が出てくるのが現実です。
マーチンゲール法の問題点はズバリ
負け続けた時に資金力が必要なことです。
例えば最初1枚からはじめたとしても
買うべき枚数
1回目....1
2回目....2
3回目....4
4回目....8
5回目....16
6回目....32
7回目....64
8回目....128
7回連続で負けただけで次は128枚張らないといけない計算になります
しかも、そこで買っても【利益は最初にかけた枚数】の1枚分の利益しかでません。
そこで更に負けた場合・・・・次は256枚・・・
一度に100枚も買った事のない羊飼いは耐えられるでしょうか?
無理です。。。
リミットとストップを上下1円ずつに設定したとして
その回数の時点での損失はちょうど【その回数に買わなければならない枚数-1】です
つまり
その時点での損失
1回目....0
2回目....1
3回目....3
4回目....7
5回目....15
6回目....31
7回目....63
8回目....127
ありえません(><)
羊飼いは、せいぜい6回目までしか耐える事ができないでしょう。。。
一方、負け続ける確率はどれくらいあるのでしょうか?
(最初の負けを確定したものとして計算してます)
2回連続....1/2
3回連続....1/4
4回連続....1/8
5回連続....1/16
6回連続....1/32
7回連続....1/64
8回連続....1/128
実はこれは買うべき枚数と同じなのです
しかし買うべき枚数は多く、負け続ける確率は高く思えてしまいます
次回へ続きます