★吉田恒のセミナー参加レポート【外為ドットコム主催】
昨日、外為ドットコムの吉田氏のオンラインセミナーに参加しました。
要約しようと思いましたが今日発行のメルマガにほぼセミナーの中身が書いてあるので興味ある方はそちらを見て下さい。
羊飼いの率直な意見を書きます。
素直な意見として楽しい1時間でした。
しかし、2006年の予想として、果たして参加者に伝わっているかどうかは微妙です。
どうしても参加者はドル高かドル安のどちらかのはっきりとした予想を望んでしまいます。
それに対し吉田氏の予想は、これ以上ドル安にはなりにくいがドル高にもなりにくい。
しかし変動幅の大きな大相場になるだろう。と聞き取れました。
吉田氏の主な主張は
①数々のデータからこれ以上円高は進まないと思っている。
②米中間選挙の年は大相場で変動幅は20円以上はあるだろう。
③購買力平価を超えてドル高には成り難い(現在116円ぐらいらしい)
この時点で双方のデータに矛盾が出てきて、吉田氏の発言がイマイチはっきりとしないものになっているのだと思います。
【①これ以上円高は進まない】と【②20円以上の変動幅】
ここで今年の相場は110円-130円程度以上だと言っていることになります。
しかし、③の購買力平価の絶対シーリングは大きく超えた事は過去になく120円以上にはなり難いと言うわけです
【120円以上のドル高にならず、年間変動幅は110円ー130円】
矛盾が生じています。そこで、100円ー120円と言う数字も出してきます。
しかし100円-120円だと現在値からかなりのドル安になっていることになります。
そこで110円ー130円の予想に戻って、これを達成するには購買力平価を変えるしかなく、日本がインフレになる必要があると言います。
データにこだわるあまり、日本の急激なインフレを予想すると言うわけの分からない事態になっているような気がします?
羊飼いの理解度が足りないのかもしれません。
※このレポートは吉田氏の予想を非難するものではないことを明記しておきます。参加の感想文です。羊飼いはデータ分析やウンチク大好きです。
是非!また参加したいです。
Comments
羊飼いさんこんばんは^^
私も昨日は吉田先生のセミナー受けてみましたが、ドルはどっちに行くのか理解できませんでした(^^;
私が頭悪いので理解できないのかと思ってましたが...。
もう一回昨日のメモ整理してみようかと思ってます^^
Posted by: miny | 2006年01月12日 17:53
ははは
でもあのセミナーは画像の保存などができるのいいですね。
チャットは邪魔ですが。。。
あと録画機能が欲しかった。
Posted by: 羊飼いFX | 2006年01月12日 18:30
はじめまして
毎日楽しく拝見させて頂いております。
先日ポンスイロンガーさんのブログでポンスイのチャートを質問した者ですが、羊飼いさんのレスに気づかず遅くなりました^^;
FXA証券のデモトレードでチャートを使ってみましたが、アドバイス通り見やすかったです。
私も仲値高子さんファンで、羊飼いさんのゴトウ日も過去2回試しておりますが、どちらもプラスで大変感謝しております。
ところで明日なんですが、次の15日が土日祝日の場合は前倒しで明日がゴトウ日何でしょうか?
お時間ございましたらお返事頂けたら嬉しいです。
Posted by: ざび | 2006年01月12日 19:07
前半20分を見逃してしまいましたが、その後は見ました。ドル円底値から10%を越えてあがったときは、越えたときの値段より下がることは無かったという話をしていました。そのような場面が今までに何度あったか検証していませんが、昨年1月の底値から10%上は111.84となりますね。信じてもいいのでしょうか?
Posted by: yuji | 2006年01月12日 19:15
>>ざびさん
仲値は前倒しが基本らしいです。
こういう休日や土日に来たとき通常より多いのか少ないのか気になるところです。
プロに聞いてみようかな?
分かればメルマガで報告します。
FXA証券(旧FXアジア)をはじめCMS系はツールは最強なのですがサーバーが弱いので注意してくださいね。
>>yujiさん
私自身こういったデータは大好きで吉田さんのファンなのですが、結局は過去の値であり、確率が高いと言うだけで例外は必ずありえるものです。今年がその年かも知れません。その点なんともいえませんね。
ただ1月はこの後中旬以降少しはドル買いの需要があると思っています。
Posted by: 羊飼いFX | 2006年01月12日 20:46
お久しぶりです。
羊飼いさんの情報収集能力はいつもすごいですね。参考になります。
過去のデータ分析は私も好きですが、ファンダメンタルを感覚的に分析するよりよっぽど信頼できますが、あくまで過去の相関を言っているだけで統計学的に言う因果関係ではないですよね。
相関係数とかその関係の有意性(p値)については言及していたのでしょうか?購買力平価のシーリングは非常に興味深い話ですね。
Posted by: 田平 | 2006年01月13日 15:55
重複していましたので
http://zerojack.jp/mt/2006/01/113ppi.html#comments
↑で返事しました
Posted by: 羊飼いFX | 2006年01月13日 18:03