日経新聞週間予想検証

FXで儲けるための検証の為に引用します。（引用についての考え方はこちら）
*************以下引用（引用元はNIKKEI NET）****************
タイトル：今週の見通し・為替　円相場、底堅く推移
本文：今週の円相場は底堅く推移しそうだ。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）による利上げ再開が遠のいたとの見方(①)が広がっており、ヘッジファンドを中心とした円買い・ドル売りが優勢となりそうだ。市場参加者の予想は1ドル＝115―117円台に集まっている。

　米景気の減速感が強まり、ドルが買いにくいとの声が増えている。米景気の先行きを占う上で26日発表の9月の消費者信頼感指数や27日の8月の新築一戸建て住宅販売件数に関心が集まる（②）。指標が悪化すればドルが売られやすくなる可能性が高い。

　日米金利差に着目してこれまでほぼ一方的に円売り・ドル買いを進めてきた国内外の投資家による円の買い戻しが出るとの指摘もある。円高に拍車がかかる場面もありそうだ（③）。

　国内では8月の消費者物価指数と鉱工業生産指数が注目指標だ。弱めの数字が出れば、国内景気の先行きにも不透明感が強まり、円売り材料となるだろう。実需面では9月決算期末を控えて国内輸入企業による円売り・ドル買いも入り、円高の進行を抑えることになりそうだ（④）。
****************引用ここまで*****************************
今週は円高予想のようです。
①『再開が遠のいた』と言う表現は、利上げ再開が必ず起こるような印象を受けます。この点少し気になりました。
②新築住宅販売に注目が集まるのは理解できます。しかし、消費者信頼感指数で為替相場が大きく動くことはめったにないのが現状です。今週は他にも注視すべきベイ指標が数多くあります。
③確かにIMMの円ショートは依然積みあがっています。解消に拍車がかかれば恐ろしいことになるでしょう。
④ドル円のトレンドとしてはドル安傾向にあるが、国内の指標や実需的にはドル買いが入りやすい面もあると見ているようです。『底堅い』とは円高にも行きにくいという意味も含んでいるのでしょうか？

羊飼いの予想
本当は、今日の中古住宅販売件数での反応を見たいのですが、現状ではユーロドルにおいてドル売り予想です。ドル円はあまり考えないようにしているのですが、先々週までの底堅さを見ているとそう簡単に下落しないように思います。
IMM投機筋の円ショートポジションは過去最高レベルを更新し続けていますので、逆に、もう気にしない方がいいように思えます。全体的な取り組み高自体が増えているようなので、円ショートの量だけを判断するのは危険な面もあるのかもしれません。ただ、これの解消に拍車がかかれば恐ろしいことになるのは確かです。2005年12月の暴落の再来が訪れるでしょう。しかし、それがいつ来るか？と議論するのは無駄に思えます。
今週は指標が数多く予定されており、指標結果で相場がどう反応するのか注意深く分析する必要があると思います。
投資としてFXをやっているので、競馬を例に出すのは嫌なのですが、馬が走り出してから着順を予想する方が断然当たるのです。そういった意味で、週初の見通しは見通しとしておき、柔軟に対応しなければならないと思っています。
・相場は常に間違っている
・相場は常に正しい
両方の格言がありますが、現実が相場にあることは誰も否定できないことです。