日経新聞の予想分析とトウフォレのセミナー
【今週の日経新聞の予想】
今週の見通し・為替 米景気減速懸念やや薄れ、円安・ドル高に
ソースhttp://www.nikkei.co.jp/news/market/(検証の為の引用)
>>今週の円相場はじりじりと円安・ドル高が進みそうだ。米景気減速への懸念がやや薄れるなかで、再び日米の絶対金利差に注目が集まり、海外勢を中心とした円売り・ドル買いが出やすくなるとみられる。
▼現在の市場はまさにこの通りに見ている人が多いと感じる。流れはRankingで
>>米景気指標に反応しやすい相場環境&米雇用統計への市場の関心は高い
▼今週のメインであるばかりでなく全ての米指標のメインである雇用統計はやはり注目度が高い。金曜日は要注目。
>>国内では2日に発表される9月の日銀短観が注目材料
▼日銀短観は予想より良く一瞬118円台を割ったが戻してしまった。
先週の日経新聞の予想は「円買い寄りで、115円台-117円台」だったが、結局は118円台で終了した。今週もこの傾向で日経新聞の予想を逆に考えると「円高で、117円アンダーで終わる」という事になるが。。。
実は土曜日にトウキョウフォレックスのセミナーへ行った。
その時、増田俊男氏は自信を持って株高&円高を唱えていた。それは米国議会中間選挙の11月7日以後に顕著になるだろうといことだった(羊飼いの解釈が間違っている可能性あり)。
もう1点面白かったのは、木村桂子氏が会場の客に向かって円安だと思う人と円高だと思う人に手を挙げさせた事だ。
そのアンケートの結果は。。。
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円安75%円高25%であった。
そして、木村氏はこの結果からするに円高になるだろうと言った。
確かに、相場は市場参加者の思惑通りには動くとは限らない。寧ろ、投機筋などは市場の多くの予想とは逆に動かしストップを付けさせる事によって利益にすることも多いのだ。
どちらにしろ、現在ドル円には上昇する何らかの力が入っているのは確かである。しかし、その力がいつかは抜けるのも確かである。
それはいつか?11月7日という政治上のキーポイントが過ぎた後である可能性も高いが、年初来高値の119円アッパーのアタックを控えた今週、来週である可能性も高いと思う。
日経新聞の予想の多くは「今週も先週までの流れが続くだろう」という傾向にある。しかし、現在の相場はレンジ相場であり、行ったり来たりする傾向が高い。そして再度冷静に見るならば、118円台は上限レベルにいる事になる。日経平均の予想はドル円だけだが、ユーロドルも何度か反転した1.26MIDと言う重要ポイントいる。それを考えれば、【週の前半で118円HIか119円をアタック→そこから利食い等で反発し下落→117円台へ】という事も充分にあり得る。更にそこへ金曜日の米雇用統計でサプライズが出れば大きく下落する事も考えられるだろう。
羊飼いはとりあえず【今日のISM製造業指数での相場の反応を見てドル高が依然強そうであれば、素直に順張り→週末の雇用統計までにはポジションを決済しノーポジにする】と言う方針で行きたい。
Comments
1ヶ月ぶりぐらいの書き込みです。
遅ればせながら、今日「羊飼いのFXゼミ」が届きました。申し込みが8月末、入金が9月だったのですが、メールで「ください」と以前から言っていたのがよかったようです。
とてもよく出来ています。明日じっくり読むつもりです。
Posted by: キーノ | 2006年10月02日 22:42
いつも、興味深い記事をありがとう
ございます。日経新聞をネガティブ
インジケーターとするならば、
まさに下向き。さらに羊飼いさんの
ストーリーに、ものすごく魅力を感じます。
Posted by: toshizou | 2006年10月02日 23:05